社員が育つために、必要な教育と不要な教育

新人育成のために良い教育とは何か

新入社員の教育、特に入社時から3年目までの社員の指導は重要です。昨今の新入・若手社員の傾向を理解し、研修する際のポイントを把握して研修でありがちな失敗を上手に回避する事が求められます。
理想とする人材を育成することは簡単ではありませんが、やるべき教育と、してはいけない教育があることに注意してください。

目的意識の薄いと言われる新人を指導する際には、目的を具体化して説明する能力が必要になります。また、人材担当者が「最近の若い奴は駄目なんだ」と匙を投げたのでは単に指導の怠慢です。
どんな企業でもよく起きるのが、研修で教えることと現場の実情が乖離していて、新人は現場に早く馴染みたい意識があるために結局は現場に合わせてしまうという事例。こういったケースでも行動の目的を明確に示してあげることで、現場では自分の判断で両方の基準から正しい選択を出来るように指導します。

研修で避けるべき内容とは

研修で陥りがちなのが、マナーを厳しく教えようと特別講師を呼んで行うビジネスマナー研修です。頭の下げ方や声の張り方まで厳しく教えても、研修が終わったら現場では誰もやっていないために応用も利きませんし、外部の人にただ怒鳴られるだけの教育には納得しないでしょう。何故この教え方をするのか、現状に即した考え方をインプットさせることが大事です。

また「自分で考えなさい」型の研修は自分の解釈で勝手に行動するようになるだけです。新入社員は基準を知りませんから、先輩の気に入るようにだけ行動するようになります。指示待ち人間になるな、という言い方も定番ですが、何をどう考えてどこに目標を置いているのかを示されなければ、下手に動いて失敗するのを避けるため指示を待つようになってしまいます。

新人とはいっても考える力を持っています。その力を引き出すことがこれから求められる人材育成の形と言えるでしょう。